うつ病は特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性があります。欧米よりは低いものの、生涯に約15人に1人、過去12ヶ月間には約50人に1人がうつ病を経験しています。
うつ病にかかっている人の1/4程度が医師を受診していますが、残りの3/4は、病状で悩んでいても病気であると気づかなかったり、 医療機関を受診しづらかったりして、医療を受けていません。
うつ病は早期発見、早期治療が大事です。
しかし、長く続くこともあり、その場合は辛抱強く治療することが大事です。
参考文献:厚生省うつ病対応マニュアル

うつ病を疑うサイン【自分が気づく変化】
悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
何事にも興味がわかず、楽しくない
疲れやすく、元気がない(だるい)
気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう)
寝つきが悪くて、朝早く目がさめる
食欲がなくなる
人に会いたくなくなる
夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
自分を責め、自分は価値がないと感じる
など

うつ病を疑うサイン【周囲が気づく変化】
以前と比べて表情が暗く、元気がない
体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
周囲との交流を避けるようになる
遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
趣味やスポーツ、外出をしなくなる
飲酒量が増える
など

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