強い不安や恐怖のため、人前での極度な緊張や手の震えなど、日常生活や社会生活に支障をきたしている状態を社交不安障害(SAD)と言います。

多くの人の前で話すと緊張して赤面し、震える
初対面の人に挨拶するのが恥ずかしい
人前で文字を書こうとすると手が震える
電話に出ると声が震える
注目を浴びるのがこわく、他の人たちがすでに着席している部屋に最後に入ることができない

 社交不安障害(SAD)はどうして起こるのですか?
原因はまだはっきりと分かっていませんが、大脳の中心部にある扁桃体という部位の働きが過敏になり、不安や恐怖が現れるのではないかと考えられています。

 社交不安障害(SAD)の治療
薬物療法と精神療法があり、薬物療法では、恐怖心が強く出る場面を避けるといった回避行動を減らし、不安を抑えることをめざします。 精神療法では”認知療法”と”行動療法”を組み合わせた治療が行なわれることが一般的です。

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